今回は長いです。
●北の国から
帰ってきました!
寒い寒いと聞いていたのですが、京都の方が寒いと言うか、なんか冷たいですね。
北海道はさわやかな寒さと言うか、清冷というか。
京都は、背骨を直接氷の手で握られた感じと言うか、「僕なんか悪いことしました?」って感じの心が折れそうな寒さなんです。
湿度の違いでしょうか。
いつも外出する時には、足用カイロが必需品なんですが、北海道はそんなことなかったです。
まあ時期が良かったのかもしれませんが。
28日に出発。
久々の旅です。
12時関空発のはずの飛行機が飛び立たない。
アナウンスによると、部品に不備があって羽田から新品を取り寄せるので、3時間遅れですって。
幸先悪い旅立ちです。
北海道到着。
久々(でもないか…)に師匠とお会いさせていただきまして、会食に参加させていただきました。
北海道食、初体験。
美味い…。
その上、何年も前に中国雲南省の麗江でお会いさせていただきました、地元少数民族のナシ族のRさんと風水の話で盛り上がったりして、良き日でした。
29日、3日間のシンポジウム開始の日です。
観光系のすごい偉い先生たちの集まりなんですね…。
結構のんきに考えてました。
こんな場所で妖怪の話をさせようなんて、うちの師匠も人が悪い…。
でも、ぼくが発表させてもらうのは最後の日なので、この日は皆さんの発表を聞かせていただきました。
すごく真面目そうな先生がご当地キティーについて抽象的概念を交えながらの哲学的考察をされたりしてまして、やはり観光って言うのは面白い部分を多分に含んでいるんだなと再認識しました。
その後、懇親会には参加せず…、マイミクのキタさん(キタさんもシンポジウム参加者です)に札幌を案内してもらいまして、食事に連れて行ってもらいました。
やっぱ美味い。
キタさんありがとう。
3月1日、この日は夕方まで自由。
偶然的にこの日は札幌で「妖怪展」が開催されていました。
(もう終了されてますが)
札幌でも同じようなことをされている人がいるんだなと感動。
僕にとって良い作品とは、見ていて創作意欲が駆り立てるような作品なんですが、旅先だと言うのに物作りがしてきたくなるような作品ばかりでした。
暗室の中を懐中電灯をもって作品を照らすと言うアイディアにも脱帽。
楽しく見させていただきました。
夕方から、次の日の打ち合わせ、待ち時間にRさんから地元麗江の不思議話を聞いてテンションが上がる。
2日、発表本番。
今回は、うちの師匠が共著で出された『
世界遺産と地域振興―中国雲南省・麗江にくらす』
という本の内容に沿っての発表です。
この、麗江という街なんですが、私も学生時代、6〜7回くらい行かせていただきました。
何年か前に「単騎、千里を走る。」っていう映画の舞台にもなった街です。
非常に美しい街で、街その物が世界遺産に登録されているんですが、世界遺産として有名になって、観光客がたくさん来ることになって、長い歴史のある街が観光地として変容していってしまっているという複雑な問題を孕んでいます。

(また行きたい…)
発表内容は硬いです。
(興味のある方は
コチラ)
発表の後、北海道大学の学生さんが興味を持ってくださって、仮装行列に参加したいとおっしゃってくださったり、研究者の中に大将軍商店街の出身者の方がいらっしゃて(すごい偶然!)、故郷がエライことになっていると驚いていた方もいらっしゃいました。
まあ、興味を持っていただいた方が一人でもおられたなら十分でしょう。
最近漫才とかのネタ見せ番組で、ネタの前に「今までにない斬新な発想から世間を切る!今日も得意の毒舌が炸裂か!!」なんていう、その芸人さんがどんだけ面白いかを視聴者に伝えるための紹介というか煽りのアナウンスを入れているのをよく見るんですが、あれって好き嫌い以前になんか見ていて恥ずかしいんですよね。
如何に面白いか、斬新か、笑えるかを実際のネタ見せではなくて前段階のアナウンスで知らせるって蛇足でしょ。
だって、実際に見りゃあわかることですもん。
その時間の分、一つでも多くのネタ見たいですし。
それもお笑いと言うジャンルの世間での地位が、昔より上がって、「お笑い論」的なものがお笑い好きなかで繰り広げられていることに拠るのかもしれませんが、そんなもん無くても面白いし素晴らしいモンなんです。
「妖怪」をテーマにした活動が、如何に文化的意味があって価値があるのかっていう論は、僕にとってちょっとそれに近いものがあるのです。
妖怪というものが、今でも注目されている理由は、文化的にどうこうじゃあなくって単純に「面白い」からなんです。
だから、こういう発表は重要なことだと思うし、妖怪というのは日本文化を語る上で大切な要素だと思うのですが、なんだか少し照れくさい。
まあ、こういう照れくさいことばかりを言うような場では惜しみなくお話させていただきますが、基本的には何か作り上げた物を楽しんでもらいたいというのが正直なとこですね。
その後打ち上げに。
ジンギズカン食べ放題。
北大の学生さんとも楽しくお話させていただきました。
特にO君とは映画「大日本人」について熱弁を振るいあいまして楽しいひと時でした。
3日、秘湯へ。
師匠のY先生、北京大学のZ先生、ナシ族のRさん、マイミクのキタさん、私で山奥の秘湯へ。
温泉と山菜。
夢のような日。
どこかにある私の寿命の蝋燭がにょきにょき伸びたはずです。
4日、再び札幌へ。
上記メンバーとY先生の奥様と夕食。
長い付き合いなんですが奥様にお会いさせていただくのは初めてでした。
海の幸のオンパレード、ほっけもししゃもも京都で食べるのとは別ものです。
寿命の蝋燭がまた少し伸びる。
5日、京都へ。
夢のような日々と別れて日常へ。
出発前の空港で奮発して巨大イクラ丼に挑戦。
キタさん曰く、イクラはおいしいけど量が多いと気持ち悪くなるとか。
なんと不遜な。
ロースかつ君も牛タン君もイクラ様の前では道を開けておとなしくなると言うのに。
イクラさんは今でこそ丸くなられているけど、一昔前にそんなこと言ったら大目玉ですよ。
イクラさんに対する敬意が足りません。
僕らみたいに海から離れた場所に居る人間にとってはイクラさんやウニさんに対する憧憬はもはや信仰の域です。
山の大番長マツタケさんも希少性でごまかしてますけど、タイマンでやったらイクラ様のほうが上でしょう。
イクラ「お前最近俺に勝てる言うてるらしいな」
マツタケ「言うてへんよ…」
でもまあたしかに量的にはお茶碗一杯くらいがいいかも…。
しばらく店の椅子から動けなくなる。
そして京都へ。
北海道へはまたかならず行きます。
一緒に行く人募集。
●ケーブルテレビで
取材していただいております妖怪ストリートが。
コチラです
見れない場合はバックナンバーから見れると思います。
タイトルは「モノを大切にしましょう」。
取材していただいたのは確か1月の末でした。
早いモンです。
もう3月です。
取材していただいたのはフリーアナウンサーの松田青華さんと落語家の笑福亭瓶成さんです。
僕は笑福亭鶴瓶さんの小学生以来のファンなんでそのお弟子さんに来ていただけるのもうれしかったりします。
パペポテレビっていう深夜番組知ってます?
多分僕より少し上の世代の人が見ていた番組だと思うんですが、親がビデオ録画していたのを小学生位から見てました。
もう引退されました上岡龍太郎さんと笑福亭鶴瓶さんという全くタイプの違うお二人のトークは未知の物質の化学反応というか、予測不能で面白かったです。
普通子供って強いヒーローとかスポーツ選手に憧れるモンですが、僕は「舌先三寸で相手を丸め込む」みたいな知的な人に憧れを持ってまして、それは三国志の諸葛孔明とこの上岡龍太郎さんの影響だったと思います。
(だから京極堂や御行の又市は子供がヒーローを見るみたいな感覚で見てしまいます)
鶴瓶さんの話は日常の些細なところから爆笑を生むって言う笑いの巨大化石を掘り当てる名人というか、そういう見方したらそんな面白いことになるのか〜って感じで、それを起承転結をきちっと踏まえてオチの面白さを最大限に引き出す形でお話を構成されてます。
結構文章作成する際に構成の参考にしたりしてます。
再放送しないもんですかねパペポ。
話は戻って、当日は、さすがプロのお仕事って感じでした。
手際よく、そして楽しく撮影が進んできます。
こういう現場でのプロのお仕事は見ているだけで楽しいです。
私と、妖怪ラーメンの井上さん、家具屋さんの谷内さんも少しだけ出てます。
長いっすね髪が…。
ちなみに先方から番組のDVDをお送りいただきまして、そこに大量のザック人形が。
かわいい…。
